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求職者向け
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ブランクのあと、ホテルの仕事に戻る

ブランクの説明のしかた、採用で聞かれてはいけないこと、復職のための無料の支援、スキルの取り戻し方。

子育てや介護、健康、あるいはほかの誰にも関係のない理由で、数年仕事を離れたあとに働き始めることは、キャリアのアドバイスが言うよりも、ずっと普通のことです。この記事では、ブランクの説明のしかた、雇用主が聞いてよいこと、いけないこと、無料の支援、そして、スキルの取り戻し方を整理します。

状況は変わってきている

労働政策研究・研修機構が総務省の労働力調査をまとめたものによると、2024年の女性の労働力率は平均55.6%で、前年から0.8ポイント上がりました。女性の30代で落ち込む、いわゆるM字カーブは、ずっと浅くなっています。2004年は、労働力率がいちばん低い年齢階級は30〜34歳で61.4%でした。2024年は、35〜39歳で81.4%です。

これは全国の数字で、ホテルのものではなく、ホテルの採用について何かを語るものでもありません。ただ、ブランクのあとに戻ることは普通の道であり、どの業界の雇用主も、それに慣れていることを示しています。あなたは、珍しいことを頼んでいるわけではありません。

子育て中の人のための無料の支援

マザーズハローワークとマザーズコーナーは、子育てをしながら仕事を探す人のための、公的な職業紹介サービスです。個別の職業相談、求人紹介、応募書類の添削、面接練習、オンライン相談を、無料で受けられます。いくつかの窓口は、仕事のブランクについて相談できること、復職のプランを一緒に考えることを、はっきり述べています。

運営は窓口によって違います。予約制で、1回30〜60分のところもあれば、予約なしで受け付けるところもあります。対象を、高校生までの子どもがいる人としている窓口もあれば、妊娠中を含め、未成年の子育てをしている人としている窓口もあります。男性も利用できます。行く前に、近くの窓口に確認してください。

ブランクの説明のしかた

履歴書を読む雇用主には、単純な疑問があります。この間、何をしていて、今は働ける状態か。私生活の細かい事情を伝える義務はありません。必要なのは、2行のわかりやすい説明です。

何だったかを、1文で:

2020年4月〜2026年3月:育児のため休職。

その間に続けていたことや、やったことがあれば、それも書いてください。パートタイムの仕事、ボランティア、地域のグループでの通訳、講座、資格、あるいは、業界との接点を保っていたことなどです。

この間、地域のイベントで通訳ボランティアをして英語を保ち、フロント業務の講座を修了しました。

加えることがなければ、それで構いません。ブランクと、働く準備ができていることだけを書いて、経験に進んでください。(これらの例は架空のものです。ご自身の事実を使ってください。)

履歴書では、それ以前の経験を、異業種からホテルへでやったように、ホテルの言葉で書いてください。採用担当者が、いちばん注意深く読む部分です。

雇用主が聞いてはいけないこと、聞いてよいこと

厚生労働省の公正な採用選考の考え方は、事業主に、家族の状況(家族の職業、健康、収入など)、住宅、生活環境・家庭環境といった情報を把握しないよう求めています。これらは、差別につながるおそれがある14項目に含まれ、使うつもりがなくても、尋ねること自体が誤りだとされています。

厚生労働省の履歴書様式例は、扶養家族数と通勤時間の欄を設けていません。仕事上の理由で、そうした情報が必要なら、面接で尋ねることができるとして、4つの理由を挙げています。超過勤務・休日出勤、緊急対応、配置先、転勤です。

それが線引きです。「土日や祝日は対応できますか」は妥当な質問です。「お子さんは誰が見ているのですか」は別の質問で、厚生労働省は、事業主が、それを避けるよう促しています。

仕事に関する情報を、先に伝えると、役に立ちます。働ける時間を、短く、はっきり伝えれば、気まずい質問の大半は、始まる前に消えます。

平日・土日ともに、早番と遅番に入れます。夜勤は難しいです。緊急時には、代わりの手配ができます。

線を越える質問をされたら、短く答えて話を戻せます。「シフトに入れる日程についてでしたら、喜んでお話しします」。あとで気になった場合は、最寄りのハローワークや都道府県労働局で相談できます。一覧は、ホテルの面接で整理しています。

合う仕事

ホテルはどれも同じではなく、固定のパターンを、前提にしてはいけません。直接聞いてください。使う質問は、ホテルのシフト勤務と暮らすにあります。夜勤は何回か、シフト間の休息はどのくらいか、シフト表はいつ出るか、交代はどうするか。

部署やホテルによって、予測しやすいパターンのところもあれば、いちばん忙しい時間帯に縛られない仕事もあります。何があなたに合うかは、お伝えできません。ホテルによるからです。言えるのは、承諾したあとではなく、前に、確かめてほしいということです。

ブランク後の面接での答え方

3つの質問が出やすく、それぞれに、わかりやすい答えがあります。これらの例は架空のものです。ご自身の事実を使ってください。

「なぜ休職していたのですか」。短く、事実のとおりに、謝らずに。「子育てのために時間を取っていました。落ち着いたので、戻る準備ができています」。

「復帰について不安なことはありますか」。本当のことを1つ挙げて、それに何をしたかを示す。「予約システムは変わっているかもしれないので、基本を学び直しており、御社のシステムも、喜んで学びます」。

「状況に変わったことはありますか」。家族の詳細ではなく、働ける条件について答える。「平日・土日、早番・遅番に入れます」。

復帰して最初の1か月

しばらくは、勘が戻らない感じがするのが普通で、それは過ぎていきます。最初の数週間、質問できる人を決めてもらってください。最初に覚えるべき3つのことは何かを聞いて、それから始めてください。そして、一度も離れたことのない同僚ではなく、最初のホテルの仕事の始まりのときの自分と比べてください。

スキルを取り戻す

数年たっているなら、状況が変わったのではと心配になるかもしれません。変わったものもあります。予約システム、お客様の予約のしかた、支払い方、連絡の取り方。基本、つまり、どう迎え、どう聞き、どう問題に対応するかは、変わっていません。

KankoHRアカデミーには、取り戻すのに役立つコースがあります。「ゲストサービスの卓越性(おもてなし)」、「フロントオフィス・受付業務」、そして、英語が目標に含まれるなら、「接客のためのホスピタリティ英語」です。セルフチェックのバッジは自己評価型で、公的な資格ではなく、続けている記録として使うのがよいでしょう。履歴書には、修了したコースを書いて構いません。

自分の知識を、外部の基準で確かめたければ、ホテルの資格で、ホテルビジネス実務検定とほかの試験を整理しています。

戻ったときの賃金

この業種の賃金は、年齢とともに急には上がりません。厚生労働省の2025年調査では、ホテルと飲食サービスの女性の賃金は、平均で月239,600円でした。数字は、ホテルの給与は実際いくら?で整理しています。離れる前より低いレベルに戻る場合は、そこから上がる道筋がどうなっているかを聞いてください。

最初はパートタイムで、あとで正社員を考えているなら、パートから正社員へで、転換について法律が定めていることを見ています。

短いプラン

  1. ブランクの2行の説明と、続けていたことについての1行を書く。
  2. それ以前の経験を、ホテルの言葉で書く。
  3. 働ける条件を整理して、短く、はっきりした文にする。
  4. 承諾する前に、必ず答えてほしい質問を、2〜3つ決める。
  5. 復習のコースを1つ受ける。
  6. 子育て中なら、最寄りのマザーズハローワークで、履歴書と面接練習の無料の相談を受ける。

最初の一歩

戻る準備ができているか、確信がないなら、いちばん小さな一歩から。アカデミーのコース1つ、またはハローワークでの1回の相談です。KankoHRでは、経験と希望を書いたプロフィールを作れば、合うホテルから、招待が届くかもしれません。

出典: 労働政策研究・研修機構による総務省労働力調査のまとめ(2024年平均)、厚生労働省のマザーズハローワークと公正な採用選考に関するページ、履歴書様式例についての案内、厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」。

KankoHR編集部

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